Yの悲喜劇

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【ゲーム】ゼルダの伝説Breath of the Wild イチカラ村の話をしたい

 最近、ゼルダの伝説Breath of the Wild(以下BotW)を再開した。

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド - Switch

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド - Switch

  • 発売日: 2017/03/03
  • メディア: Video Game
 

  雷の神獣を倒すチャレンジが始まったところで止まっていた。イーガ団のアジトを攻略すると道中でイーガ団が出るようになる、という話を聞いてしまったのと、あつ森の発売が原因ですね……。

 BotWは世界の見えている場所のどこにでも行けるのが素晴らしいゲームで、再開してもどこにでも登れる・飛んでいける感覚が本当に楽しい。

 アクションゲーは全く苦手なんだけど慣れてくると楽しい。今日初めてガーディアンをガードジャスト決めて倒すことができた。感動しすぎてちょっと泣いた。そのあと祠「風の使い手」をクリアできなかったので絶望した。クリアする前にコログのうちわが壊れた……かなしい……。

 

 と、BotWを再開したので、私の推しチャレンジ「イチカラ村」の話をしたい。

 BotWの中でも特に長いチャレンジで、それだけに終わった時の感慨が深い。

 

 以下、ネタバレも含めてつらつら語ってます。

 

 

 

1.イチカラ村イベント 簡単な概要

リンクのマイホームを売ってくれたサクラダ工務店のエノキダが栄転して村を作ることになった! 村を発展させるため、エノキダからの様々な依頼(だいたい薪集めか人呼び)をクリアしていこう!

 典型的なお遣いイベントだけど、一つ依頼をクリアしていくごとに村が発展していくのでクリアしがいがある。最初はただの広場だったのが、道が整備され店が並び家が建つ。

 最後はエノキダとゲルド族のパウダとの結婚式で終わる。

 結婚式の画が本当に晴れやかで綺麗で、長いクエストをクリアしていった甲斐があったとしみじみした。

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エノキダとパウダの結婚式の写真

 女神像の中心で結婚式を挙げる。信仰の象徴を中心にした街づくりがいい。この画のための配置だったんだなあと思う。

 BotWはどの街・村にも女神像があるが、ハイラル教の信仰度合いは街によって全く違うのが面白い。

 長い間リンクを待っていたカカリコ村はわかりやすい位置にあるけど、比較的発展したハテノ村とか正直どこに女神像があるかよく忘れる。村長の家にあるから、まったく信仰されてないわけじゃないと思うけど……。

 

2.グレーダの話をしたい

 イチカラ村の発展にあたって、リンクとして様々な人材をスカウトしていく。裁縫に強いゲルド族(花婿探し中)や神父のゾーラ族(第一線を退いたが次のやりがいを探し中)など。

 スカウトしていく人材はみんな人生の転機に差し掛かっている頃で、こちらのヘッドハンティングによってイチカラ村に赴き、そこでいきいきにしている姿を見れるのがヘッドハンターリンクとして楽しい。

 

 特にスカウトしてよかったと思ったのはゴロン族のグレーダだ。

 南採掘場で黙々と働いているところをスカウトする。

見ての通りの採掘員コロ 毎日毎日採掘採掘……やんなったゴロ

ボクは……こんなところで燻ってる場合じゃ無いと思うゴロ

この腕っぷしの強さを活かして人様に貢献できる仕事がどっかに無いかなァ?

  なるほど日々のルーチンワークに疲れて新しい刺激を求める系若者か……と思うが、違う。

 

 ゴロン族と人間を同一視して単純比較してはいけないと思うが、南採掘場の仕事は過酷だ。

 南採掘場の朝は早く、夜は遅い。朝の5時にはもう持ち場について仕事を始めており、昼休憩はなく(プレイしたが確認できなかった)、夜9時まで作業を続ける。9時5時ではなく5時9時の仕事だ。

 「仕事中だから夜になるまで話しかけるな」と言われたので、そろそろいいだろうとPM7時に話しかけたら「まだ仕事中だ」とあしらわれた。定時の時間帯なのか……?

 BotWのシステム仕様上細かく時間設定はできなかったと思うが、日々終わりなく16時間労働もしていたら、合わない人間(ゴロン族だけど)は疲弊し、精神を摩耗する。グレーダの他の作業員は様子を見る限り南採掘場の仕事は合っていたと思うが、グレーダには全く合わない職場だったのだ。

 南採掘場時代のグレーダは疲弊してとても暗い。クリアした今こそ感じるが、グレーダの様子は鬱にかなり近かったと思う。

 

 リンクにスカウトされてイチカラ村に移ったグレーダは、別人のように明るくなる。

ボク見ての通りバリバリやってるゴロよ!

岩を壊せばエノキダに褒められるし ちょっとだけ鉱石も採れるみたいゴロ!

なので弟のププンダが鉱石屋を始めたんでまた見てやって欲しいゴロ! 

 イチカラ村に行った後のグレーダの台詞。この言葉を笑顔で言われた時、ゲームをプレイしていて一番良いことをしたなあと感慨深かった。

 

 ゴロン族は単一性でBotWの世界では採掘で栄えた歴史があり、ゴロンシティに行くと家業を継ぐ・継がない問題があったりもする。各種族の歴史をもってそれぞれに悩み・生活があるのが見えるのがBotWのいいところの一つだと思う。

 

 

 現在は気ままに祠を探したりイワロックを倒したりしている。そろそろ本筋を進めます……。